記憶の中で生きていける

 

昨日無事に曳舟の店の最終日を迎えました

遠方から遥々とやって来てくださったり

お酒やプレゼントや労りの言葉をたくさんたくさんくださったり

それはそれは嬉しい夜になりました

尽きるほどの冥利もないのに蝶よ花よと甘やかしてもらって身が縮こまる思いですが、このような優しい人々に恵まれたことは大したことのない私の人生史にくっきり刻まれた勲章です

ありがとうございました、お元気で

私に会いに来てくれたひとは、みんなどうか毎日楽しくていつでもご機嫌でいられますように

 

さて、華やかで楽しかった夜と打って変わって本日は、日頃の疲れが祟ったのか少しぐったりしています

気圧でしょうか、ひとしごと終えて腑抜けただけかもしれないね

この半年ほどずうっと何かが張り詰めていた自覚はあって、それが漸く終わったからでしょう

久しぶりにぐっすり眠れたし、身体は怠いけれど

とても元気です

辞めた店の話をするのはどう頑張っても悪口染みてしまうのであんまりしないけど、やっぱりそれだけのことはそれなりにあって、

けどね、誰も彼もしあわせになってくれと心から願える夜が増えたのはそこにいたから、いられたからでもあるんです

終わりには必ず意味があるように出会いにもやっぱり意味があると信じたいしね、良いことも嫌なこともあったけど、後悔は一粒だってしていないからどうか皆さん息災でと心から思う今日でした

 

明日からまたしばらくしたら、

新天地の話でもしましょうと思います

それでは今夜もおやすみなさい